こころ相続サポートセンター

遺産分割調停

こんにちは。 前回までは、遺産分割協議と遺産分割の方法についてご紹介しました。遺言書がない場合、相続人全員で遺産の分け方について話合いをして、誰がどの遺産を相続するかについて決めることになります。 ここで、話合いによって遺産の分け方が決まっ…

遺産分割の方法

こんにちは。 前回は、「遺産分割協議」についてご紹介しました。今回は、遺産分割協議で話合いをする内容に関連する「遺産分割の方法」についてご紹介します。 遺産には、不動産・預貯金等様々な種類があります。すべての遺産を法定相続分で分割するのが一…

遺産分割協議

こんにちは。 今回は「遺産分割協議」についてご紹介しようと思います。 遺言書がある場合には、遺産は遺言書の内容に従って分割されます。一方、遺言書がない場合には、 相続人全員 で 遺産分割協議 を行い、遺産の分割方法を決定します。遺産分割協議協議…

「相続放棄」と「単純承認」「限定承認」

こんにちは。 今回は、相続の「相続放棄」と「単純承認」「限定承認」についてご紹介します。 相続放棄という言葉は聞いたことがある方も多いと思いますが、「単純承認」と 「限定承認」という言葉は、初めて聞く方もいらっしゃるのではないでしょうか? ま…

みなし相続財産

こんにちは。 今回は みなし相続財産 についてご紹介しようと思います。 前回は、相続財産についてご紹介しましたが、こちらは、被相続人が生前に所有していたものであり、本来的な相続財産です。これに対し、みなし相続財産とは、本来的な相続財産ではない…

遺産の調査・確認

こんにちは。今回は、遺産の調査についてご紹介します。 経済的価値のあるものは全て遺産となります。自宅を中心に、金庫や引き出し、棚、仏壇など、大事なものを保管している場所を探し、金融機関の通帳や各種利用明細などから財産や負債の状況を確認します…

「自筆証書遺言書保管制度」について

こんにちは。 今回は、令和2年7月10日より開始の「自筆証書遺言書保管制度」 についてご紹介します。 私自身、先日、手続きのお手伝いをさせていただきましたので、その体験も踏まえてお話できれば、と思います。 この制度は、 自筆証書遺言書 を 遺言書…

相続財産の分割方法

こんにちは。 今回は、相続財産の分割方法についてご紹介します。 相続財産を分割するためにどのような手続をするのかについては、何パターンか考えられます。 はじめに、「遺言書」がある場合 について。 「遺言書」がある場合には、遺言書に記載されたとお…

事務所からのご案内

こんにちは。 ニュースでは相変わらず記録更新の暑さを伝えていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。 今日は、私が勤務している事務所についてのご案内をさせていただきます。 これまで、エイタックス司法書士事務所(個人事務所)として業務を行って参…

遺留分

こんにちは。 前回は、遺産分割の割合を定めた「法定相続分」についてご紹介しました。 「法定相続分」は、法律が定めた遺産の分割割合です。 通常、「遺言書」がある場合には「遺言書」の内容通りに相続されます。 そうすると、例えば、「遺言書」に「全財…

法定相続分

こんにちは。前回は、法定相続人についてご紹介しました。 ①遺産を相続することができるのは誰か? ②遺産をどのように分けるのか? については、民法が規定しています。 この①に該当する人が、前回ご紹介した「法定相続人」です。 今回は、②の遺産の分割割合…

法定相続人

こんにちは。 前回までは、「遺言書」についてご紹介してきました。遺産は、「遺言書」がある場合には、その内容に従って分けられますが、一方、「遺言書」がない場合にはどのように分けられるのでしょうか? この場合については、民法が規定しています。 民…

遺言書と検認

こんにちは。 前回までは、「遺言」の種類と内容についてご紹介しました。今回も、遺言について、補足説明をしていこうと思います。 ★遺産分割の方法★ 遺言は、亡くなられた方が自分の財産を誰に残すかについてあらかじめ書き残しておく意思表示です。 その…

「公正証書遺言」と「秘密証書遺言」

こんにちは。 前回は、「自筆証書遺言」についてご紹介しました。 今回は、「公正証書遺言」と「秘密証書遺言」についてご紹介しようと思います。 ★★★「公正証書遺言」★★★ 「公正証書遺言」は、証人2人以上の立ち会いのもと 公証人が遺言者の口述を筆記して…

自筆証書遺言

こんにちは。前回までは「給付手続き」について、個別具体的にご紹介してきました。 今回からは亡くなられた方の財産の引継ぎ、いわゆる「相続」についてご紹介します。 《相続とは》 人が亡くなると、その人の財産上の権利義務はすべて相続人に承継されます…

生命保険金

こんにちは。 今日は、生命保険金についてご紹介します。 生命保険金は、相続税対策として用いられる金融商品という一面もあるため、保険金の 支払請求等の給付手続が必要になるという点以外にも、課税対象になることがある 点が重要になります。税金の種類…

住宅ローン

こんにちは。 今日は、債務者が亡くなられた場合の住宅ローン手続についてご紹介します。 住宅ローンを組む場合、一般的に団体信用生命保険(団信)に加入します。 団信とは、住宅ローンの返済中に、死亡・高度障害状態等になってしまった場合に備えて加入する…

高額医療・高額介護合算療養費制度(合算療養費制度)

こんにちは。 今回は、前回ご紹介した「高額療養費制度」に引き続き、医療費関連の制度である「高額医療・高額介護合算療養費制度」(合算療養費制度)についてご紹介します。前回と同様、ご自身の医療費用・介護費用が高額になった場合にも役立つ知識になる…

高額療養費

こんにちは。 今回は、「高額療養費制度」についてご紹介します。 これまでに大きなけが・病気で手術や入院をした経験がない方にはなじみのない制度かもしれませんね。 この制度は、相続手続としてだけでなく、ご自身がけが・病気で医療費が高額になったとい…

葬祭料と遺族(補償)給付

こんにちは。 今回は、会社員等が業務または通勤が原因で亡くなられた場合に労災保険から支払われる「葬祭料」と「遺族補償給付」についてご紹介します。 「葬祭料」と前回の「埋葬料」「葬祭費」との違いは、亡くなられた原因が 業務上の事由かどうかという…

埋葬料と葬祭費

こんにちは。 今回は、亡くなられた方のご遺族や埋葬、葬儀を行った方などに支払われる「埋葬料」 「葬祭費」についてご紹介します。 亡くなられた方が 健康保険組合等に加入していた場合は 「埋葬料」国民健康保険等に加入していた場合は 「葬祭費」 が支給…

『寡婦年金』と『死亡一時金』

こんにちは。 今回は、「寡婦年金」と「死亡一時金」についてご紹介します。 「老齢基礎年金」の受給要件を満たさない場合でも、「寡婦年金」または「死亡一時金」を受けることができる場合があります。 「遺族基礎年金」を受給できない場合にも、これらを受…

遺族厚生年金の請求①

こんにちは。 前回は「遺族基礎年金」についてご紹介しましたが、今回は「遺族厚生年金」についてご紹介しようと思います。 亡くなられた方が厚生年金に加入していた期間があり、一定の要件を満たす場合には「遺族基礎年金」に加えて「遺族厚生年金」を受給…

遺族基礎年金の請求③

こんにちは。 今回は、遺族基礎年金の受給手続についてご紹介します。 請求手続は、請求窓口に「年金請求書」と必要な添付書類を提出します。 《請求窓口》 亡くなられた日における被保険者区分 請求窓口 第1号被保険者 市区町村役場※ 第2号被保険者 年金事…

遺族基礎年金の請求②

こんにちは。 前回は、遺族基礎年金の受給要件をご紹介しました。 受給要件を満たしている場合には、いくら受給できるのか?が気になるとことと思いますので、今回は「年金額の計算方法」についてご紹介したいと思います。 ①子のある配偶者が受け取ることが…

遺族基礎年金の請求 ①

こんにちは。 前回までは「一般的な手続」についてご紹介してきましたが、今回からしばらくは「給付手続」についてのご紹介をしていこうと思います。 人が亡くなった後、さまざまな制度によって金銭が支給されることがあります。 もちろん、受給資格があった…

扶養家族になっていた遺族の「公的医療保険」と「年金」

今回は、亡くなられた方の扶養家族になっていた遺族の手続についてご紹介します。 亡くなられた方の公的医療保険についての資格がなくなると、扶養家族の方もその資格を失うため、新たに加入手続きをする必要があります。 ★公的医療保険★ お勤めをされている…

未支給年金の請求手続

今回は、年金を受けていた方が亡くなられた場合に、未支給年金があった場合の請求手続についてご紹介します。 年金は、年6回に分けて支払われます。(支払月:2月、4月、6月、8月、10月、12月) それぞれの支払月には、その前月までの2か月分の年金が支払わ…

年金の受給停止の手続

こんにちは。 今日は、すでに年金を受給されている方の「受給停止手続」についてご紹介します。 年金を受給されている方が亡くなられた場合(在職老齢年金受給者を含む)、年金の受給停止手続が必要になります。 受給停止手続は、厚生年金受給者であれば死亡…

年金の資格喪失手続

こんにちは。 今日は、加入している年金の「資格喪失手続」についてご紹介します。 20歳以上の方は、年金に加入していると思います。 この年金には、いくつかの種類があるので、その点も含めて見ていこうと思います。 ①「厚生年金に加入している方」 「厚生…